骨材とは?
2025/06/27
今回は、コンクリートや左官作業でとっても大事な「骨材(こつざい)」について紹介します。
骨材とは...
骨材は、コンクリートやアスファルトの材料として使われる「砂利」や「砂」のことを指します。
コンクリートは主に「セメント」「骨材」「水」を混ぜて作られるのですが、骨材は全体の6~8割を占める大切な役割を持っています。
そのため、骨材の品質がコンクリートの強度や耐久性を左右すると言っても過言ではありません。
骨材の種類と特徴
1. 種石(たねいし)
大理石や花崗岩などの天然石を細かく砕いたもの。
モルタル仕上げに使うときは、収縮して石が剥がれないように、腐食を防ぐため塩分が少ないものを選ぶのがポイント。
洗い出し仕上げには30mm以下の丸みのある種石が作業しやすいです。
2. 那智石(なちいし)
和歌山県那智勝浦町で産出される石材で、灰色や青灰色が基調。
表面の模様や筋が美しく、石仏や庭石として古くから使われています。
3. 大磯砂利(おおいそじゃり)
神奈川県大磯で産出される濃い緑色の砂利。
頑丈で洗い出し仕上げで定番の骨材です。
4. 寒水石(かんすいせき)
茨城県日立市周辺で産出される大理石の一種で、白色や濃緑色、灰色の模様が特徴。
仕上げに使われることが多いです。
5. 南部砂利(なんぶじゃり)
京都南部産の玉砂利で、茶系の錆色が控えめで上品な色彩です。
敷砂利や洗い出しに適しています。
砂と珪砂(けいしゃ)
左官では「砂」も重要な骨材です。
理想は鉄分や塩分が少ない川砂ですが、環境保護のため産出が減っているので、海砂から塩分を取り除いたものと混ぜて使うこともあります。
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川砂:河川で自然にできた丸い粒子で、耐久性が高い。
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珪砂:珪酸鉱物からできており、硬くて細かい粒子。耐摩耗性や耐薬品性に優れ、エポキシ塗り床やタイルのモルタルにも使われます。
その他の骨材
深草砂利(ふかくさじゃり)
京都伏見深草の浅黄色の土。
文化財の三和土(たたき)に使われる有名な骨材です。
軽量骨材とは...
砂や砂利のように重いものは「重量骨材」と呼ばれますが、パーライトやバーミキュライトのように軽いものは「軽量骨材」と言います。
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パーライト
火山岩が急冷されてできる軽くて多孔質な火山ガラス。断熱性と耐火性に優れています。 -
バーミキュライト
マグネシウムや鉄などの鉱石が高温で膨張してできる軽量な鉱物。断熱・保温・吸音に優れ、壁や屋根の断熱材として使われます。
左官の骨材は、コンクリートやモルタルの強度や仕上がりに直結する重要な素材です。
使う場所や目的に合わせて、適切な骨材を選ぶことが大切ですね💡