スサ
2025/09/12
今回は「スサ」についてご紹介します。
スサってなに?
スサとは、左官材料に混ぜられる繊維状の素材のこと。
壁土にスサを加えることで、乾燥によるヒビ割れ(クラック)を防ぎ、強度もアップ!
さらに、水持ちがよくなったり、コテの滑りがよくなるので、作業効率も上げる効果もあります。
スサの種類と特徴
左官仕事では、使う場所や仕上げに合わせていろんなスサが使い分けられています。
藁スサ:昔から土壁に使われてきた定番。米俵や縄を作るときに出た藁を再利用して作られている。
切り藁:稲藁を3〜9cmに切ったもの。荒壁土用。
中塗りスサ:古縄などをもみほぐしたもの。中塗り土用。
みじんスサ:細かくカット(約3mm)+アク抜き済み。水ごね用。
ひだしスサ:中塗りスサを約1cmにカットしたもので、仕上げの「切返し仕上げ」に用いられる。
麻スサ:麻袋やロープを作るときに出る黄麻やマニラ麻の繊維で作られている。
浜スサ:船用ロープなどを切って作られる。
マニラスサ:マニラ麻製品から作られる。
硝石スサ:硝石入りの黄麻から作られる。
油スサ:菜種油の搾り袋から作られる。
紙スサ:上品な仕上げに使われるスサ。京都御所や桂離宮のパラリ壁などに使われている。
今回は「スサ」についてご紹介しました。
スサは、壁土に混ぜることでヒビ割れを防ぎ、強度や作業性を高めてくれる重要な素材です。
藁スサ、麻スサ、紙スサなど、それぞれに特徴や用途があり、使い分けることで美しく丈夫な壁が仕上がります。
長い歴史の中で受け継がれてきた左官の知恵が、こうした素材に詰まっているんですね💡
伝統的な建築や左官仕上げに触れる機会があれば、ぜひ「スサ」の存在にも注目してみてください。
壁の美しさの裏にある、職人の工夫と技術の奥深さが感じられるはずです✨